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2013年9月25日 (水)

改めて実感

昨日まで、5日間、新婚旅行で、沖縄に行ってました。

新婚旅行と言いながらも、挨拶周りを兼ねた旅行でしたが、4日目には、奥さんの恩師の先生からのお話で、学生さんの他、琉球芸能に関わりのある研究者さん相手に、能楽のことを話して欲しい、ということで、講師っぽいことをしてきました。

話しがあったときのオーダーとして、首里王府の踊奉行だった玉城朝薫(組踊を創った人)が、「軒端の梅」(「東北」の昔の曲名)の仕舞を舞って、大層褒められた、ということから、「東北」の仕舞を見せて欲しい、というのと、披露宴で実演した、大鼓を組むところを見せて欲しい、という2つの条件以外は自由にしてもらっても良い、ということでしたので、いろいろと考えた末、大鼓方の稽古方法の一例を実演することで、能における伝承の知恵のようなものを感じていただけたら、と思って、次のような内容でやってみました。

・仕舞「東北」クセ・・・地謡も自分で謡いながら舞った。玉城朝薫が舞ったのは宝生流だったと思われるので、今舞った観世流とは型が違う旨の説明を後で付け加えた。
・大鼓を組む実演・・・革を焙じるところから、指皮付けて打つまで。
・「葵上」の一部分・・・謡を謡いながら、拍子盤を使って張り扇で大小をあしらう実演。
・「羽衣」キリ・・・謡を謡いながら太鼓の手であしらう実演。(太鼓が入るところは、まず太鼓の手で稽古する例として。観世流太鼓の手で)
・「大小中之舞」(カカリ~初段ヲロシまで)・・・唱歌を謡いながら大小をあしらう実演。(藤田流唱歌で)

終わったあとで、参考になった旨の感想もいただけてホッとしましたが、いろいろと、こういうことを説明したら良いかなー、と思うことが、いちいち、筧先生から直接教えていただいたことばかりで、改めて、基礎をちゃんと教えていただけていたんだなーということを実感して感謝の想いを新たにする機会となりました。こういうのが伝承なのかな、とも。

余談ですが、私の番が終わったあとで、琉球舞踊を習われている学生さんたちが、女踊り、二歳踊り、雑踊り、をそれぞれ一曲ずつ踊ってくださったのですが、素人目にもとても上手いのが判って見応えがありました。

この交流会の他には、三大グスクを廻ったり、機織体験もできたり、と沖縄を満喫する充実した旅行となりました。

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